リア充高校生の移動教室|一軍は必要不可欠

イケメンだよ

私はイケメンかつ陽キャラのスクールカースト1軍だった。高校に入って友達をたくさん作りたい!その思いで必死でコミュ力を上げた。高校一年生のやつ休みには移動教室がある。今回はリア充高校生の移動教室について語るぞ!!

今回の記事概要

目次でしょうに

今回の記事で分かってほしいこと

スクールカースト1軍とはクラスにとって害悪でしかないのではないか

それは違う。一軍はクラスの盛り上げという観点から不可欠だ。

スクールカースト1軍は、二軍や三軍から嫌われているのではないか

確かに三軍からは嫌がられている側面もありうる。しかし、二軍からは場を盛り上げてほしいという期待を一軍にすることがある。

以上を踏まえて、今回のお話だ!!

楽しみな移動教室

8月に移動教室がある。私は楽しみだった。いつも一緒にいる一軍仲間ともっと仲良くなりたい。二軍にも友達は多い。三軍とはほとんど絡みがないからいい機会だ!!行き先は長野県だ。あのみるくばんちょーの故郷だ。

班決めをしたよ!!

班決めをする。観光を一緒に回る行動班と、部屋の割り振りがあった。一軍男子は私を含めて5人だ。

まずは行動班。こういう時、一軍はバラける。一軍、二軍、三軍で分けてしまうと、二軍や三軍の班の盛り上げ役がいなくなってしまう。しかも、二軍や三軍は、必ずしもその軍の中で全員が仲がいいという訳ではない。話したことのない三軍2名が同じ班になってしまうと、変な感じになる。そこをコミュ力のある一軍が上手く盛り上げるのだ。

移動教室の際の行動班分けイメージ
移動教室の際の行動班分けイメージ(書き終わって気が付いた。こんなに人は多くない)

一軍が分かれて盛り上げる、ハッキリ言って一軍陽キャラがいないと学校行事は盛り上がらない。

私は一軍の中では目立たない存在だった。だから、他の一軍仲間が遠慮して私の班には三軍は入れずに一軍女子と二軍だけを配置してくれた。


部屋割りも決めた。これは、一軍、二軍、三軍で分かれる。

部屋割りのイメージ
部屋割りのイメージ

一軍の友達と遊ぶのが楽しみだった。トランプやウノもやろう。ワンウルフや人狼ゲームなど私は盛り上げだったら自信があった。夜は何を話そうか、色々楽しみであった。

一軍大活躍!!

一軍男子の特徴は、私を含め、イケメン、陽キャラ、コミュ強であった。だからイベントでは重宝される。

農業体験、川遊びがあった。実際の農家に赴き農家の体験をする。そこでも、盛り上げは必要だ。

私の班は、リンゴ農家に言った。リンゴの花摘みといって、大きなリンゴを育てるには「間引き」のような感覚で一本の木に咲いている花の数を減らさなくてはいけない。小さな花を摘み取り大きな花だけ残す。

「誰がたくさん取れるか、みんなで競争しよう!」と私が言うと、皆が盛り上がった。私が走り回り、二軍の友達が「リュウくん、ただ走ってるだけじゃん!」と突っ込む。今日は1ち軍や二軍がみんなで楽しむ。休憩中は、親切なことに農家からお菓子や自家製の漬物などが振舞われた。私は物知りではあるが、自慢はしなかった。とにかくこの農家を誉める。やれ家が大きいだ、自然がきれいだ、農家の人が優しいだ、とにかく誉めた(これもコミュ強の戦略だ)。

この私のおかげで、もう一度言う、この私のおかげで場は非常に盛り上がり、私のおかげで皆が楽しい時間を過ごせた。

※裏話もあるが、別の記事で書こうと思う。

自由時間の部屋で起きた最強の一軍パワー!!

部屋は一軍で固まった。これは盛り上がって当然だ。コミュ強、イケメン、陽キャが集まっているのだから。私が用意したワンウルフや人狼ゲームを行い、盛り上がった。おしゃべりもいっぱいした。クラスじゃ話せない話、Hな話とか…(おっと、そっち系は別の記事でまとめて書く)。

とても盛り上がる。さあ、次は何をしようか。トランプやウノだってまだある。しかし、一軍の一人が言い出した。一軍トップのやつだ。

「リュウと、田町!盛り上がってるか他の部屋観てこい!」(田町君はオシャレでお金持ちな感じだ。一軍の序列では私に次いで下位。)

えっ、なんで?私は不思議に思った。まあ、一軍が言うなら…、と、とりあえず隣の二軍部屋を見てきた。基本的にこういう役目は一軍の下位がやる。

てっきり二軍は二軍で楽しんでいると思っていた。しかし、あまり盛り上がっていない。二人くらいでスマホを見せ合っているくらいだ。

せっかくの移動教室なのに楽しまないのは勿体ない!!

一軍二人組は二軍の部屋に入り、「せっかくなんだからなんかやろうぜ!」と声をかけた!

「あっ、リュウくん。盛り上げてくれる?」

「もちろんさ!」

さあ何をやろう。トランプとウノはもうすでにやったようだ。ワンウルフや人狼ゲームはコミュ力のある人が集まらないと盛り上がらない。田町くんが言った。

「リュウと水道橋くんでボディビルコンテストでもやるか!」

周りを見渡すと、剣道部の水道橋くんがいた。水道橋くんはマッチョだ。東京ドーム10のマイナス50乗倍くらいの大きさの胸筋がある。私と水道橋くんのどっちがいい筋肉をしているか、みんなで見て審査するというものだった。

これは二つの戦いである。第一に、一軍と二軍の戦い。第二に、水泳部(私)と剣道部の戦いだ。

私は水泳部なので、筋トレはしていた。しかし細マッチョなので勝ち目はない。

「一軍とか二軍とか気にせずに選べよ!」田町くんが言った「じゃあ、リュウから!あ、言い忘れてた、負けたほうは全裸で罰ゲームな」

もう上半身を脱ぐしかなかった。水泳部なので人前で脱ぐのは慣れているが、こうもまじまじと見られるとは…。私は脱いだ!

「いいじゃーん!」皆が拍手した。私もまあまあマッチョだ。

じゃあ次、「水道橋くん!」

無言で脱いだ。なんか色々と普通の人と違う筋肉だ。一発で分かった。完敗だ。

判定はもちろん私の負け。二軍が一軍に勝ったぞ!ってことで日露戦争並みの盛り上がりがあった。

「じゃあ、約束通りリュウは全裸な!」

「え、それマジでやるの!?」

「当然だろ!」田町くんは言った。ほらよっ!

まさかの、私のズボンを下ろしてきた…。そして、「おおおおお!!!!」皆が驚いた(この辺は別記事で書く)。

実は、この流れはもう最初から計画通りだ。部屋に入る前にそうしよう、と一軍二人で決めていた。

一軍は決して邪魔な存在なんかじゃない。体を張ってクラスを明るくする大切な存在だ。

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