目次でしょうに
始めに~
インターネットを覗くと、若者の貧困を心配する記事や動画が多くみられる。
「若者の貧困」として語られるのは、以下の通りだ。
- 大学入学のために奨学金を借り、その後破産する
- ブラック企業で精神が崩壊する
- 正社員としての就職先がなく非正規雇用で低賃金労働者として働く
- 働いても収入がほとんど上がらない
- 車をはじめ、趣味にお金を使うことが少ない
- 収入が少なく結婚ができない
なんじゃこりゃ…!!
他にも、少子高齢化や年金制度の崩壊、終身雇用制度の崩壊など、心配なことがたくさんあります!
別に気にする必要はない。生活水準は昔より確実に上がっている。ただし…
と、とにかく一つずつ見ていきましょう!
※「最近の若者」という表現がこれから多く出てくるが、「ここ5年くらいの、18~29歳くらいの日本人」を指すものとして読んでほしい。
1.大学入学のために奨学金を借り、その後破産する
よく、朝日新聞やNHKなどで話題になっているよね
https://www.asahi.com/articles/ASL1F7SBXL1FUUPI005.html
↑朝日新聞での奨学金破産の記事
確かに、奨学金破産を行う例が少なくないのは事実だ。しかしながら、奨学金を借りることのリスクは事前に分かっていたはずだ。
ハッキリ言って、自己責任である。
無理して私立大学に行くのが悪いでしょうに。
こういう記事を見ると「どうして国公立大学に進学しなかったのだろう…?」と疑問に思ってしまうよ。
地元の公立大学なら学費は超格安であり、国立大学・公立大学ともに家庭の収入が一定額を下回る場合、半額ないし全額免除になる制度がありますからね。
最近は使う人は限られているが「新聞奨学生」という制度もある。新聞配達を行う代わりに新聞社が学費(予備校、大学など)を払ってくれる制度だ。
ハッキリ言って、私はこの話題に興味がない。勉強をして、より良い国公立大学に入学すればいいだけの話だ。
2.ブラック企業で精神が崩壊する
ブラック企業では働きたくないですね!
「ブラック企業」という言葉が浸透したのは、ごくごく最近のことだ。
確かに、ブラック企業で働くのは避けたほうが良い。残業もダメだ。
しかし、この事実で「最近の若者は貧困状態にある」と言えるのか?
高度経済成長時代、日本人は「一生懸命」働いた。毎日残業し、上司から暴言を吐かれ、それでも日本の成長のため、個人の生活のために「一生懸命」働いた。
ただ、「ブラック企業」という言葉がなかった上に、どこの企業も同じような労働水準だったため問題視されなかったのだ。言わば、どこの企業も「超・ブラック企業」なのだ。
この「超・ブラック企業」状態のおかげで、「高度成長」が維持された。
現代はどうか。「超・ブラック」状態は解消され、さらに労働環境の改善を行った企業は「ホワイト企業」と呼ばれるようになった。
富士通は、例えば、2005年に「ブラック大賞」を受賞したが、その後労働環境を改善し、今ではリモートワークやフレックスタイム制など先進的な働き方改革を行うことに成功した。今ではホワイトな労働環境のもと、DX企業としての道を歩み始めている。
GDPを伸ばすよりも、ワークライフバランスを保ちたいと現代の若者は考えている。昔の若者とは、考え方が変わっているのだ。
「ブラック企業」に入るか「ホワイト企業」に入るかは、自己責任だ。しっかり勉強しよう。
3.正社員としての就職先がなく非正規雇用で低賃金労働者として働く
4.働いても収入がほとんど上がらない
3と4まとめて見てしまおう。
正規雇用であれ、非正規雇用であれ、労働に見合った収入が得られないというものを不満に持つ若者が多い。
アホでしょうに。アホでしょうに。アホでしょうに。アホでしょうに。アホでしょうに。
確かに、現代では一生懸命に企業で働いても昇給はほとんどない。それを不満に思うことは、当然だ。
だが、そのような不満を持つ人は、何か副業をしているのか?ただ不満をSNSで発信しているだけなのではないか。
今やインターネットで簡単に副業をすることができる。給与所得に不満があるなら、自分で稼ぐ努力をすべきだ。収入も自己責任。
私は2019年の12月にブロガーとして副業を始めた。その月は、700円「も」儲けることができた。
なぜ「700円『も』」なのか。私は働かずに家でインターネット上に文字を書いただけでこれだけの収入をかせげたこともあるが、副業を行って気付いたことには、お金を自力で稼ぐというのはものすごく難しいということに気づいたのだ。
コンビニで1時間レジ打ちをすれば1,000円は儲かる。私のブログの12月の収入以上をすぐに稼げる。給与所得で生活ができるというのは、それだけ優遇されているのだ。
5.車をはじめ、趣味にお金を使うことが少ない
6.収入が少なく結婚ができない
こっちもまとめて見よう。
バブル時代は会社のお金で海外旅行ができたのですよね!?
それに比べれば今の若者のお財布事情は悪いと思います!
バブル時代と比較するとどうしても現代の若者が「簡素」に見えてしまう。
しかし、これも社会の変化だと思う。
例えば、最近ではスマートフォンで世界中を見ることができる。YouTubeで見れば十分だろうと思うこともしばしばだ。
ハッキリ言って、ネットがあれば十分楽しめる。昔と比べると、飲み会も少ないのかもしれない。しかし、最近の若者は飲み会に行きたがらない。仲の良い友達と宅飲みをしながらYouTube動画について語る方が好きだという若者が多いでしょうに。
高度成長時代やバブル時代と比べて、社会水準が上がったから、わざわざお金をかける必要がなくなった。その代表例がインターネットだ。
あと、考え方も変わり、個人主義が高揚している。
お金をかけなくても十分楽しめる生活が送れるっていうのは、恵まれていますね。
そういうこと。これを見てバブル時代のジジイババアが「最近の若者は…」というのはおかしい。
大都市なら、車がなくても電車で移動できます。
考察~最近の若者は貧困状態にあるか~
考え方が昔と変わっただけで、現代の若者は貧困状態にないのか!
基本的にそのように考えてよい。ただし条件がある。
これまで「自己責任」という言葉を多く使ってきた。確かに奨学金破産をする若者やスマホ代すら払えない若者も存在する。
これからは、もっと自己責任な世の中が到来すると思う。今までは社会が(大学や企業が)個人を支えていた。その例の一つが終身雇用だ。
終身雇用制度が、無能な人間、有能な人間ともに支えてきた。
これからは、有能な人間は優遇され、無能な人間は切り捨てられる。
富士通では45歳以上の社員に早期退職を迫った。ネット上ではこれを批判的に見る声が多かったが、事情は違う。早期退職の対象となったのは、45歳以上のやる気のない職員。有能な職員は引き続き雇用する。しかも、早期退職者には65歳までの給料を一括で支払い再就職先も紹介した。よっぽど会社にいてほしくない社員が対象だ。
無能な職員は切り捨て、有能な職員だけ残す。このようにしないとトランスナショナルな現代で外国企業に勝つことはできない。DX企業を目指す富士通としても、当然のことを行っただけだ。
さらに有能な人間は、空き時間に副業を行う。本業で会社員としての身分を保証してもらいながら、副業でたくさん稼ぐ。消費税は上がっているが法人税は下がっている。社会の制度を上手く活用するのが、有能な人間のすることだ。
将来的には、ほとんどの社会人が副業を行っていると考える。
社会の変化に適応することが必要なのだ。
まとめ~若者が行うべきことは何か~
勉強を行い、よい大学に入り、「有能な人間」になれ。