自分史④-3【高校一年生】スクールカースト一軍になった!

メガりゅう

友達はたくさんできた。それだけで嬉しい。

私は一軍になりたいわけではなかった。

依然として、私は話し下手だった。話が続かない。ただ電車の話をしたからと言って人気者になれるわけではない。初期のころはそれでもよかったけど。

最初は皆が私のもとへ話しかけに来た。だんだんとその風潮は減り、グループができ始めていった。ちょうど多民族国家のオーストリア=ハンガリー帝国が解体するように、私は焦った。

このまま一つのグループに属したら、そこでしか友達ができない。私はたくさんの友達が欲しい。そんなことを考えるうちにも「ローカル化」はすすんだ。グループが固まりつつあった。私はどこのグループにも所属していない。薄い人間関係を多くの人と持つ状態だった。

そんなとき、私を拾ってくれたある一つのグループがあった。

目次でしょうに

夢の一軍入り!

「おまえ、あの変な奴だ!仲間に入れてやるよ!」

のちにスクールカースト1軍となるグループだ。陽キャラが多い。それがうれしく、私は彼らと楽しく学園生活を送ろうと思った。私はキャラが濃い人間なので、目立ちやすいという性格があったので陽キャラにも目が留まったのだろう。

私は雑用でも何でもやった。私の学校には空き缶回収ボックスがあった。普通のごみ箱ではない。空き缶を入れると10円が出てくるのだ。「おいリュウ!」と言われ私の机に空き缶を置く。これは「空き缶を10円に変えてこい」という意味だった。私は完全に「スクールカースト1軍最下位」になった。


最下位といえども一軍は一軍だ。二軍や三軍の人を追っ払い、お昼休みは他の一軍仲間と一緒にクラスの中心で食事をした。最下位なのでネタ担当、しかも威張らずにちょこんと座っていた。

果たして、このままでいいのだろうか!?

質疑応答

スクールカーストの厳しい高校だったのか。

「スクールカースト」や「1軍」「2軍」といった言葉は使用されていませんでした。しかし、「だれだれくんのグループ」のようなグループ意識は強く、「どのグループが強いか」というのは意識されました。

スクールカーストに対する見解を簡潔に述べよ。

インドのカースト制度とは違い、その人の頑張り次第でスクールカーストは変えられます。また、友達と遊びたい人(1軍や2軍)、自分の趣味に没頭したい人(3軍)など自分の好きなポジションに立てるという点ではよいかと思います。

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