今回は受験からは離れて「北朝鮮はすごい!」というテーマでブログを書く。
サブブログで自分史を紹介しているので、ぜひともご覧いただきたい。
私の趣味の一つに「図書館めぐり」がある。私はこれから高校へ入学しようとする春休みにふと図書館に立ち寄った。
もともと社会科に興味があり、世界のことをもっと知りたいと思っていた。
そこで出会った一冊の本に、北朝鮮の農村風景を撮った写真集があった。
この写真は時事通信の記事にあた写真を持ってきたが、みなさんはこれを見てどう思うだろうか。
https://www.jiji.com/jc/d2?p=nkv001-jlp10831198&d=005news
「日本の農村風景と変わらないではないか」私はこのように思った。
北朝鮮というと、当時の私はこのようなイメージだった。
北朝鮮全土でこのような軍事パレードが毎日行われている、国民がキビキビと常に働いている、そのようなイメージだった。
しかし、写真集は私の常識を破壊した。
写っているのは、日本と同じような農村風景、田植えをし、空き時間でトランプを楽しむ、そのような光景だ。
確かに、北朝鮮ではピョンヤン市とそれ以外では全く違う。
北朝鮮の農村というと、皆さんはこのようなものをイメージしないか。
これは北朝鮮の内部事情を公開しているアジアプレス(
http://www.asiapress.org/apn/2019/04/north-korea/rural-hungry/
が撮った写真だ。
もちろん、こういう光景だって北朝鮮にはある。しかし、私は北朝鮮の「暖かい農村風景」に心が打たれた。
北朝鮮の緯度は高い。日本でいうと東北や北海道と同じだ。だから、少しは「殺風景な」大地が広がっていても不自然ではない。
それからますます北朝鮮に興味を持ち出し、どんどん調べた。
これは北朝鮮の平壌地下鉄だ。元町中華街駅を思い出す。
※ちなみに、冷戦中はソ連やChinaからの援助により、韓国よりも北朝鮮のほうが豊かだった。地下鉄が開業したのも、北朝鮮のほうが一年早い。
日本とは考え方が違うだけで、決しておかしな国ではないのではないか。私はそう思った。「神秘の国=北朝鮮」というイメージが脳裏によぎる。
もっと北朝鮮のことが知りたい!図書館でどんどん調べた。
興味深かったのは、大韓航空機爆破事件を起こした金賢姫の自伝『いま、女として』という本だ。金賢姫が北朝鮮に生まれ、どのように工作員になったのか、そしてどのように爆破事件を起こしたのかが記されている。北朝鮮の良い面・悪い面が伝わってくる。
共産主義は理想主義だ。確かに実現可能性は低い。しかし、貧しいものには共産主義は広まる。貧しいChinaでは学生に共産主義が広まり文化大革命がおこった。
高校生の私の生活も、日本の水準からしたら相当低かっただろう。
携帯はもっていない(当時はガラケーが世の中に広まっていた)、電車の運賃は高く乗ることができない(高校は自転車通いだ)、オシャレな服は持っていない。お小遣いもない。
いくら高校デビューして友達と楽しく遊ぼうと思っても、お金がない。
友達は多かったのだが。。
私は北朝鮮にあこがれを持った。日本は住みにくい、自分も北朝鮮人民に生まれればよかった。確かに北朝鮮は貧しいが、偉大なる指導者の下でみな協力して働いている。美しい。
高校時代の私は、進んで質素な生活をするようになった。
携帯は持たない。携帯は国家が国民を諜報し、不当に高い利用料を収奪する道具に過ぎない。
服装は質素なものがいい。私はジャージで生活していた。
食事にお金を使いすぎない。私の食事といえば、学食にある一杯200円くらいの素うどんか、パン一個と牛乳だ。
「質素に慎ましく生活している自分、かっこいい。自分は『資本主義』には染まらない。」ネトウヨの現在では考えられない生活だ。
他にも、カラオケには行かなかった。利用料を払っても何の物的利益を得られない。資本主義の弊害だ。
ゲームセンター?論外。景品を取れたとしても金額に見合った商品がもらえない。
とはいえ、友達は多かった。友達付き合いにお金を使わなかった分、コミュニケーション能力で補った。
学校の近くに公園があったので、そこで日が暮れるまでおしゃべりを楽しんだ。とにかくしゃべる。しゃべりならお金はかからない。こうして私のコミュ力はものすごく上がった。
日本人は北朝鮮に行くことができるか?答えは「Yes」だ。
国交がないので直接はいけない。Chinaかロシアを経由して北朝鮮へ渡航する。
一週間旅行を楽しもうとすると、韓国なら3万円くらいあれば楽しめるという。しかし北朝鮮は30万円くらいかかる。高校時代は、いつか入ってみたいと思っていたものだ。ジョーくんも二年前くらいに行ったようだが。
今の私はネトウヨであり、北朝鮮を批判的にみることが多いが、いつかお金がたまったら、行ってみよう。
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