低学歴はアホでしょうに
メガりゅう
目次でしょうに
将来人気が上がる文系学部の特徴とは?
前回は、「人気が落ちる学部予想」を紹介したよ
人気が上がる学部も教えてほしいです!
これから人気が上がる学部とはどのようなものだろうか?
もしそれが分かれば、入りやすいうちに入っておいて、後で「自分は高学歴だ!」と言うことができるでしょうに。
現代は、変化が激しい。IT化であったり、SNSの進歩、働き方改革等、どんどん時代が変化している。従来のように大学で法律を学び公務員試験を受けて公務員になるという道が、必ずしも人気であるとは限らない。
時代に合った学部に入りたい。将来役に立つ学部に入りたいと考える人は多いだろう。そこで、私は「将来人気が上がる学部」を予想した。
それは、「多くの人の生活に関係する分野」だと考える。
例えば、医学部が人気なのは「人間の命、健康」というのは誰もが関係がある分野だからだ。親せきの人が病気にかかったら、その病気について調べることはあるだろう。一方で、皆の生活の中で刑法を読まなくてはならない時はどのくらいあるか?刑事事件に巻き込まれることは少なく、ほとんどの人は読まないだろう。
明治時代の大学は、日本の発展に貢献する人材の育成のために建てられた。
昭和時代以降は、良い学歴を取得し大企業に入るために大学に入学する人が増えた。
どちらかというと、専門性を追求することが目的であったが、これからは「多くの人に役立つか」ということが一つの指標になると思うのだ。
「古文は役に立たない」「sin,cosは役に立たない」と言われてしまう今日、専門性をせっかく磨いても「それは何の役に立つのですか?」と言われてしまっては勉強した斐がなくなってしまう。
これらを踏まえて、予想を発表していくよ!
文系で10年後人気が上がると予想する学部3選!
①日本学部
日本学部って、何ですかそれ…!?
日本の文化や歴史について学ぶ学部だよ。現代の日本について学ぶこともあるよ。
「グローバル化」という言葉がある。この言葉を正確に説明することはできるか?「国際化」とは違う。
グローバル化は、国家ごとの国境を排除し、社会的、経済的な関係性が地球規模で広がることを言う。いわゆる「地球人」というものである。
一方で国際化は、複数の国家で結びつきが強くなり相互に影響を与えあう社会を言う。
グローバル化によって、様々な文化を体験することができる。また、世界中の製品を簡単に使うことができるようになった。このようなメリットがある一方で、武漢肺炎の蔓延や不法移民の増加、異文化対立、移民の増加による失業者の増大などの弊害ももたらした。
現代は、「グローバル化=善」「ナショナリズム=悪」という訳ではない。武漢肺炎の流入を防ぐためにChinaからの入国禁止措置が取れなかった日本政府は国民から批判された(国家は、国民と国土を守るのが役目である)。
行き過ぎたグローバル化を改め、もう一度自国の文化を見直そうとする動きが起こると予想する。
留学生と話した経験はあるだろうか?留学生と話をする際、何を話すだろうか?
私も中国人と中国語でお喋りをする経験がある。もちろんポケモンゲームや鉄道旅行などの趣味について話すこともあるが、多くの場合「文化の違い」だろう。Chinaでは、お祝いの時は皆で集まって楽しく食事をするそうだ。「Chinaでは出された食事を少し残すのがマナー」というのは、古い考えだそうだ。「だって、勿体ないじゃん」と教えてくれた。では、日本の食文化は?説明できるだろうか?
世界で活躍するには、日本について学ぶことが大切!
日本について学ぶことができる大学をいくつか紹介する。
- 東京外国語大学・国際日本学部(国立、偏差値65.0。オススメ)
- 明治大学・国際日本学部(私立文系、偏差値65.0)
- 國學院大學・日本文化学科(私立、偏差値57.5。オススメ)
https://www.keinet.ne.jp/university/ranking/
②経営学部(ファイナンス系)
確かに、経済学部でマクロ・ミクロ経済学について学ぶのは面白い。しかし、「無差別曲線は右上方に移動するにつれて効用が…」「IS曲線とLM曲線が…」と理論を丸暗記するだけでは、あまり面白くないし、大衆ウケしないだろう。
これから多くの人が、株式投資を行うと予想する。
株式投資って、ギャンブルですか?
もちろん、株式投資をギャンブルとして行う人もいるだろう。しかし、これからは「ライフプランニング」の観点で多くの人が株式投資を行うと思う。つみたてNisaや投資信託、確定拠出年金など、名前を聞いたことがあるだろう。
ライフプランニング、即ち結婚や出産、定年退職などを見据えた、人生に必要なお金がどのくらい必要になるかを予想することだ(生涯設計)。そして、それに基づき給与所得や株式等の利益などでどのようにお金を集めるかを考える。
給与所得だけでは、必ずしも定年退職後まで十分なお金を保持できているかは分からない。もしかすると会社が倒産になったり早期退職してしまうかもしれない。最近では武漢肺炎による解雇も増えている。お金に対する不安は誰もが持つだろう。
そのために、自分の資産を投資に回すことで、生涯年収を上げようとする人が増える。
「投資」とはいっても、自分で証券を買う必要はない。投資信託で専門家に任せる、分散投資によるリスク回避などをすることができる。こうして、「株で儲ける」というよりも「投資で生涯年収を上げる」という低リスクでの投資を行う人が増えるだろう。
どの投資信託を買うかなど、ファイナンスに関する知識を学ぶことは、これからの社会で有効だと思う。このようなライフプランニングについて学ぶ機会は少ないと思うので、大学で学ぶ価値はあるだろう。
(ファイナンスは、一部の経済学部でも学べる。慶應経済でも少しは勉強できる)
オススメの大学を紹介しておく。
- 一橋大学・商学部(国立、偏差値67.5)
- 横浜国立大学・経営学部(国立、偏差値67.5)
- 慶應義塾大学・経済学部(私立、偏差値67.5)
③情報系学部
情報系って、理系なのでは!
文系でもエンジニアについて学ぶことは重要だと思うね。そういう学部もあるよ。
「エンジニア=理系」のイメージがないか?
確かに機械を作ったりするには文系では厳しい。しかし、プログラミング学習・要件定義であったり、最近人気のディープラーニングは文系でも可能だ。もっと言えば、文系の知識があれば、新たな価値を創造することができるぞ。
エンジニアというのは、ただ単にプログラミング(コーディング。JAVAなどの言語でソースコードを書くこと。)をする訳ではない。目的を達成するにはどのようなロジックにすればよいか考えたりする。
数学1Aくらいの知識があれば、文系でも問題なし!むしろ文系の知識(一般教養等)があったり、英語に強ければ、理系の人以上にオリジナリティを出すことができるよ!
文系の人でもエンジニアの勉強をする価値は高い!
では、どのような大学に進学すればよいか?確かに、文系で情報関係を取り扱う大学は少ない。
慶應SFCには環境情報学部というものがあり、そこをお勧めする。そこでは、次のような教育が行われている。
21世紀は「環境と情報の世紀」です。環境情報学部では、最先端のサイエンス、テクノロジー、デザインを駆使することによって、人間、社会、自然、地球、生命を理解し、未解決の問題に取り組み、解決策を創造します。環境情報学部が期待する学生像は、(1)実用化や人間社会との接点まで視野に入れて先端科学技術を学びたい、という理系学生、(2)先端科学技術を駆使して社会に貢献したい、という文系学生、そして(3)文系理系を問わず、大学時代になるべく早く専門的な先端研究に打ち込んでみたい、という学生です。
慶應SFC 環境情報学部 理念・概要
まとめ~これからのが学生に期待されること
それは、高い学歴と、能力!!
「学歴社会は終わった。これからは大学名ではなく、大学で何をしたかが重要」というのはウソだ。
日本は依然として学歴社会である。そして、その学歴社会というのは決して悪いものではない。
真面目にしっかりと勉強した人が良い思いをする。そして、勉強のモチベーションを上げてくれる。全員がAO推薦入試だったら勉強のモチベーション何て上がらないでしょうに。
しかし、せっかく高い学歴を手に入れたのであれば、せっかく大学に入学するのであれば、その大学・学部で好きなことを勉強してみよう。
大学名は確かに序列化されている。それを壊すことは難しい。しかし、学部には序列はない。「法>経済>文」の序列はこれから薄れていくだろう。そもそも、異なる学問領域で優劣を比べることが間違っているのである。学部名くらい自分で好きなものを選ぼう。
どの学部が良いか分からない、という場合は、社会のニーズに合ったものを選ぼう。「やりたいこと」を重視するのは良いが、もしもそれがニーズの低いものであれば周囲の目が厳しい。「こんな研究して意味あるの?」「税金の無駄じゃない?」という冷たい目が待っており、ハードコースとなってしまう。どうしてもそれがやりたい!と言うのでなければ、社会のニーズに順応するのが良いと思う。