・慶早大学:都会っ子、偏差値が高い、就職が強い
・地方国公立大学:田舎、偏差値が微妙、就職先は地元だけ
こんなイメージありませんか?
確かに、一般的には地方国立大学よりも慶早大学(私は慶應生なもので…)のほうが人気があると思います。
慶応義塾には慶応義塾の良さがありますが、地方国公立大学には地方の良さがあります。私は去年まで横浜国大(ランクでいうと宮廷の下らへん。千葉、筑波、神戸と同じクラス)に通っていました。
そんな私が、地方国公立大学の良さを紹介していこうと思います!!
メリット①:アットホームで友達ができやすい
横浜国大で一つの学科は約200人くらい。大教室にピッタリ収まるくらいの人数です。
このくらいの人数だと、同じ学科というだけですぐに溶け込むことができます。
「人数が多い私立大学のほうが色々な人と出会えて友達ができやすいのでは?」と思うかもしれませんが、例えば渋谷に行っても友達はそう簡単にはできませんね。
人数の多い私立大学は、内部推薦は既にグループが形成されており、都会の私立大学なら学内で友達を作らなくても他大学で友達を作るという選択肢もあります。(まあ私はインカレサークルに入り学外でも交流を行いましたが…)
コミュ障の皆さんが私立大学に入学し友達作りを「数打ちゃ当たる」というわけにはいきません。
仲の良い友達を作るなら、人数が少なく田舎の閉鎖空間にある国公立大学のほうが便利でしょう。
※私は東京から横浜国大に通っていたため、通学定期のおかげで「新宿、代々木、原宿、渋谷、五反田、大崎、品川、川崎、武蔵小杉、横浜」などにおり放題でした(当時はまだ羽沢横浜国大駅は存在しない)。しかし、定期券内であってもそう毎日は下車しません。たまに行くから楽しいのです。
メリット②:5教科できるという証明になる
慶早はもちろん3教科受験です。中には「ゼロ教科受験」で入学してくる人もいますね。
私立大学だとその人が「国立落ち」「私立専願(一般受験)」「推薦入試」のどれで入学したのかは区別がつきません。
一方で国公立大学なら少なくとも「5教科勉強した」という証明にはなります。
これは評価の対象となるでしょう。
メリット③:地方を支える人材になれる
日本は過疎・過密が激しいです。
過疎地域は18歳の若者には、つまらないと感じるでしょう。
渋谷で遊びたい!!そう思うことでしょう。
では、地方大学(私立を含む)が完全になくなってしまったら、どうなるか?
地方には18歳~22歳の人間はいなくなります。この年代は、バイトを行い、サークル飲み会を行い、地元のお金を回します。つまり貴重な労働力であり、お客さんです。
彼らがいないと地元は崩壊します。
地方でよく遊び、よく学ぶ。これにより、学生が地元で多くの経験をし、現地で就職をする。
国公立大学の学生はエリートなので、地元の県庁に就職する人も多いでしょう。そこで地方をささえる人材になってください。
それは、その地域を支えるという意味だけでなく、日本全体を支えるという重要なことです。
それだけ、国公立大学の学生には期待されているのです。だから税金で学費の大部分が補填されているのです。
都会の私立大学では味わえない、充実した4年間が、地方国公立大学では味わうことができるはずです。